Play with the cards youre dealt

医療機器メーカーの営業として働くアラサー社会人。

社会人になってから大学院に行きたいと感じるようになりました(医療編)

こんばんは。今週のお題ですが「○○の秋」ということで「勉強の秋」

 

掲題の通りです。ということで社会人しつつ(一回やめて戻るでもいいんですが)大学院に行きたいと感じるようになりました。あ、理系の院事情とかが「すべて今調べたことじゃねーか!」となるのも当然だと思います。小生は離婚調停などでしか役に立たない学部出身かつ大学院についての理解は「院?はぇーすごーい…」です。

ならぬ小学生レベルですね。

 

<なぜそう思ったか?>

・専門知識がいる

小生の仕事上、話をする相手はだいたいがDr.です。もちろん検査機器を扱っていたときはMEさんとか検査技師さん、はたまたPT(理学療法士)さんとかOT(作業療法士)さんとも話をすることが多かったのですが。

有り体に言うと、それまでその分野を勉強し、仕事をしているプロフェッショナルなわけです。そしてプロフェッショナル相手に素人が器械を売りつける営業をするという文章にしてみると頭のおかしい仕事なわけです。

それこそ人によって程度は異なりますが、前提として自社の製品知識はありますが、競合他社との比較・その製品が関連する疾患/その疾患の治療の流れ…などをどこまで勉強するかは営業によるわけです。そしてその匙加減は人によるわけです。「もっと勉強しろよ!」と怒る上司もいれば「そんなの勉強してどうなるの?」という上司もいるわけです。これは本当に個人の考え方によると思います。昔の話ですが、小生は後者の方を言われることが多かったのでだいたいGANTZの西くんのように「愚民どもが…」と思ってましたごめんなさい。

商品にもよりますが、その製品がなぜいいのか?を説明するためには専門知識があった方が説得力が増します(ざっくり言うと化学・物理・生体・機械工学など)

 
例:お子さんの頭蓋には弊社のプレートがいいです。なぜなら「○○」という特長がありまして、それによって骨成長を妨げないという効果が期待できるからです。また素材に着目しますと「~」というフローで進みますので、こういった効果が期待できます。また、過程の中で挙動はこのようになっているため、近傍の骨や細胞に対してはこのようになると想像されます。裏付けではありませんが、○○の論文ではn=いくつに対してこのような結果が出ておりまして、理由としてこのようなものが挙げられております。
ぜひ先生のご意見をお聞かせいただければ幸いです。

※適当に考えました。専門部隊に見られたら確実に怒られると思います。

 

この話を考えるにあたり、某社の「FAB」という考え方・骨という解剖・素材という生体工学?・細胞の動きという生理学?・などいろいろな専門が入っているわけです。

(?が多いことから察してください…)

これってどういうこと?と聞かれることは少なくないので専門知識はあった方がいいと考えています。また患者の既往歴などによってその素材が適していないこともあるわけで(例えば放射線治療も行うため生体の自己修復機能が遅れるために吸収性は向いていないのではとか)、そのあたりのメカニズムをただ覚えているのと理論を説明できるのは大きな隔たりがあると感じています。

 

<背景>

>有り体に言うと、それまでその分野を勉強し、仕事をしているプロフェッショナルな>わけです。そしてプロフェッショナル相手に素人が器械を売りつける営業をするとい>う文章にしてみると頭のおかしい仕事なわけです。

 

こう考えると「素人」が説明ってなんやねん…となりますよね。大丈夫です。今でも私はそう考えています。自社製品に対してのプロフェッショナルではある「べき」ではありますが周辺知識どうするのか…と。

 

じゃあその素人ってどの程度なのか?というところですが、「新卒・中途」問わず、大学の専攻って問われないケースが多いんですね。(一部の企業:例えば細胞培養とかは問われるところがあるのを見たことはありますので例外はあります)

そもそも今の時代こそ大学卒が必須だったりもしますが、前は高卒とか専門卒の方でも入社していたわけです。医療機器メーカーの特徴かもしれませんが。

ここで言いたいのは、「高校生レベルの理科(生物・物理)」までしか無くともこの仕事にはつけるわけです。つまり「入社時点」では医療も臨床も解剖も分からない状態でもいい。もちろん会社によって程度は異なりますが、研修があり学べます。また前述したように個人で勉強することで知識の習得はできるわけです。

 

でもですよ?自社製品にfocusしていないことを調べる・OPの実際ってどうなんだろうと聴講する・論文を読むという行為の中で訳が分からないことがたくさんあるわけです。しかも英語でやられた日にはラジオですよもはや。右から左にうんたらかんたら。

(※これはただの私の話ですので他の営業マンは違うと思います、違うよね…?)

 

・そう考えたらどの分野がいいのか?

一番は医学部に行くことなんですが、医学部編入して卒業後、今の会社に戻ろうと思うのか、という問題があるんですよねまず。あとは後期研修医の時の年齢まで考えるとちょっとな…と。あ、あと会社辞めることが前提になっているので消費者金融に行かなくてはいけません。

あとは扱う製品にもよるわけです。例えば血液分析なら血液について研究しているところに入って勉強するほうが実際の仕事に関連することが多く学べるのではないかという仮説はできますよね。

 

<どの大学院がいいのか?>

・「社会人しつつ出来る」ことを念頭に調べてみました。

→「社会人 大学院」で調べてみたところ、学部に編入した方がいいのでは…?となりました。

というのは、

MBAなどマーケ関連の物が大多数を占める

・院が研究機関であることを考えると基礎的なところは学部課程でやるはず、というところ。初手見落とし。

・社会人 通信で勉強できるとなるとあまりない。(唯一引っかかったのは放送大学)


mot.nit.ac.jp

日本工業大学とか面白そうであるが、主旨から考えると断念…

 

ということで放送大学のパンフレットをとりあえず取り寄せることにして。

 

・学ぶ環境があることで「今知りたい」ことだけでなく「幅広く専門知識」を付けられることが一番いい所だと思うんですね。今知りたいところの蓄積をしつつ、前提となる専門知識があればよりメカニズムの理解が早かったり、別の知識が得たいときに下地があることで理解が早かったりするのはとてもやる価値のあることだと思います。