私たち営業マンはきっと「食べログの店」化する(dr.joyに寄せて)
こんばんは。
今回はTwitterで見かけたこちらの問題について。
普通に他の業界の方から見たら「えっ?」ってなりませんか?
キーエンスの制度よりびっくりでしょう…
※キーエンスでは営業がちゃんと訪問しているか別の社員が得意先に電話するという噂を聞いたことがあります…こわ…
これって何が怖いかって、その面談によってアナログスケールがデジタル化されるんですよ、よく漫画で出てくる好感度を数値化~みたいな感じですね。
抜粋しますと、
・医療者が面談ごとにMRを評価するシステム
・「診療に役立つものであったか」という観点で10点満点で評価する。自由記載のコメントをすることもできる。
・日々の面談に対してデータが蓄積されるため任意の期間で評価の推移を確認できる
・MR単位で会社単位、診療科やエリア単位、薬剤単位など様々な指標で分析ができる
・評価内容はMR本人には通知されず、希望する製薬企業本社あてに提供する。
・領域・診療科、エリアなどで区切った集計データの提供も検討中。
・なお、一定の評価情報が蓄積されたのち、当社ホームページにおいてもMR評価結果の概要についても公開させていただく予定です。
私たち機器メーカーは心無い方から「高卒でもできる仕事」とも揶揄される立場なんですし、機器メーカーでも「MR不要論」を唱えているような人がいるような状況なんですが、私としては大学で医局待ちしているときに弁当の種類聞いてきたりとか、向こうから色々と話しかけてくれるMRさんって親戚のように思っているんですね。
MRさんは社内試験などで勉強しているのを知っているので、素直にすごいな、と。
正直自分に関わる解剖・臨床などは勉強しますがそれ以上にMRさんは勉強してますからね…
またもともと検査メーカーに居たときはHP/GP担当だったので、クリニックで「カレンダー廃止!」なんて1年遅れでダメージ食らってますからね。恨むどころか次はこちらかと戦々恐々なわけです。ツムラのカレンダーは個人的に欲しい。
ということで野暮なツッコミを入れていこうと思います。
・医療者が面談ごとにMRを評価するシステム
→面談「ごと」いいですね。いつも減点に怯える学生時代の再来です。
・「診療に役立つものであったか」という観点で10点満点で評価する。自由記載のコメントをすることもできる。
→点数もさることながら自由コメントが会社に行く。サイコー。
出禁コメントが会社にも行く。やりますねぇ。
・日々の面談に対してデータが蓄積されるため任意の期間で評価の推移を確認できる
→担当交代(よく見かけるけどMRさんは機器に比べ多いんですかね?)の結果がデータ化。合わない地域に行ったら地獄。
・MR単位で会社単位、診療科やエリア単位、薬剤単位など様々な指標で分析ができる
→余裕でネットタトゥー。
・評価内容はMR本人には通知されず、希望する製薬企業本社あてに提供する。
→本社との面談が増えるね☆
・領域・診療科、エリアなどで区切った集計データの提供も検討中。
→地域柄を無視した本社からの暴言が営業を襲う…!
「○○エリアは評価が悪いですね(ニチャア」
・なお、一定の評価情報が蓄積されたのち、当社ホームページにおいてもMR評価結果の概要についても公開させていただく予定です。
→これエリア×会社で個人比較できますよね。
さいまでいうな…
これ結局どうなるかっていうかっていうと
①面談結果が評価につながる=評価メインっていう逆転現象が起こる可能性がある
(機嫌=診療に役立ったかどうかと勘違いする人も中にはいますよね)
②秘密裏に…というのが横行する
※食べログ事件とかそうですよね
③点数を見て面談するかどうかの指標になる=門前払いup
④点数をネタに話をされる可能性「なんで低いの?」(社内外)
結論
もうこういうやめましょうよ…個人的に食べログも好きじゃないんですよ…
ふらっと入ったところが当たりだったからって誰かを誘うと
「でもこのお店食べログだと○○だよ」