童貞を拗らせた歌詞ほど美しいものはないと思う
こんばんは。
すどーです。
Official髭男dism - Pretender[Official Video]
最近、気が付いたらofficial髭男dismのpretenderばかりを聞いている。
きっかけはコリドー街で会った子が歌っていたから、というしょうもない理由からではあるけれど。
しかも口説いたら断られた。好きな人がいる(振られたかどうかは不明だがうまくいかず、その思い出を引きずっているらしい)という綺麗なオチつき。漫画か。
「童貞を拗らせた」という表現は「秒速5センチメートル」くらいしか他には使わないのだが、往々にして良い表現だと私は思っている。
童貞を拗らせた末路は最悪だ。この歌のようなことを思ってセンチになったあげく、童貞を守り通すかヤリチンになるかの二択。
私と周囲の話なのでn数が少なくてとても大っぴらに言えるものではないけれど。
閑話休題。曲についてに戻ろう。
「もっと違う設定で、もっと違う関係で出会える世界線 選べればよかった」
最初、歌詞を見たときはシュタインズ・ゲートかギャルゲーかと思ったことは否定しない。けれど、例えば、
・出会ったのは学生の頃。気づいたら学生の頃の友人と付き合っていた
だとか
・社会人になってから出会った。気づいたら好きだったが、婚約間近だった
・好きになった相手は親戚だった
・好きになったら既婚者だった
なんて時に、一度は思ったことが多いのだろうか。
思わずに素直に相手の幸せを願える方は尊敬します。
そんな時にふと、セーブ&ロード出来たらいいなと考える。実際はみんながセーブ&ロード行うのなら出会えすらしなくなってしまうのかもしれないけれど。
「君は綺麗だ」
この一言に尽きる。結局ごちゃごちゃ考えたって好きなのだ、そしてそれが叶うことがないことの無いときに悔しいけど、口からふと零れる言葉であると思うのだ。
そもそも曲名のpretenderとどうつながるのだろうか。
「君のことが好きだけど、そんなの見せずに普通の振りをする」?
なんて拗らせてる。
けれど分かるからこそ、この曲はすごくいい曲だと思う。